高精細CADデータ、医用画像などを Webブラウザで簡単に共有・閲覧可能に

遠隔地間のセキュアな情報共有を促すビューイングエンジン

一般企業のオフィスはもちろん、製造、建築、医療などの現場から、さまざまなデバイスを使って、高精細な画像など各種ファイルをセキュアに確認・共有したい。こうした課題を解決するために、わざわざ専用ソフトをクライアントにインストールする必要はない。豊富な機能を持ち、Webブラウザだけでファイル閲覧を可能にする多機能・高精細ビューイングエンジンが有効だ。

PrizmDoc(プリズムドック)のシステム構成と利用シーン

製造・建築・医療現場におけるファイル閲覧の課題

 多拠点展開する製造企業では、本社の設計部門と国内外の各製造拠点の間で設計データをやり取りするというケースがよく発生する。このとき機密情報である設計データの流出をいかに防止するかというのがしばしば課題になる。また近年の建築・建設業務では、現場でタブレット端末などを使い、常に最新の設計図面をデジタル上で確認することが増えてきたが、専用のアプリケーションで作成した設計図面をタブレット端末で表示させるには一度PDFやTIFFなどの汎用的な形式に変換する作業が必要だ。さらに医療現場では、CTやMRIなどの医療画像を閲覧するためには、やはりファイルを変換しない限りは高価な専用アプリケーションを導入しなければならなかった。
 製造現場から建設現場、医療現場、さらに一般企業のオフィスまで、フィールドを問わず、常に付きまとう画像閲覧の課題。これを解決できるのが、多機能・高精細ビューイングエンジン「PrizmDoc(プリズムドック)」である。
Microsoft Office ドキュメントやPDF、CAD、医療用画像フォーマットのDICOMなど、さまざまなドキュメントをサーバー上で変換し、Webブラウザに表示する仕組みを実装できる。

専用ソフト不要の高機能ビューアー 300種類以上のフォーマットに対応

 PrizmDoc の特長は、クライアント端末に専用のソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザさえあれば、各種ドキュメントを、PCやスマートフォン、タブレット端末から容易に閲覧できることだ。ファイルフォーマットに関しては、300種類以上をサポートしている。また、ドキュメントビューワーは、言語設定ファイル1つでローカライズができる。 
 利用者はWebブラウザから閲覧したいドキュメントをリクエストすると、インターネットを介し、Webサーバーを経由してPrizmDoc が動作するアプリケーションサーバー上のドキュメントが展開される。展開されたドキュメントは、PrizmDoc により、ベクタ形式であるSVG(Scalable Vector Graphics)フォーマットに変換され、画像をリクエストした利用者のWebブラウザに配信される仕組みになっている。
 対象のドキュメントをSVG形式に変換することで、高精細でWebブラウザに表示することが可能。表示された画像は、高精細のままで拡大/縮小することもできる。また、高性能のレンダリングエンジンを搭載することで、ドキュメントを、ひずみやノイズなく、高い再現度、高い品質で画像化することができる。 
 サーバープラットフォームとしては、Windows環境だけでなく、Linux環境もサポート。これまで困難だった、Linux環境におけるドキュメントビューアー対応アプリケーションを容易に実装することができる。また、構築に関しても、RESTfulAPIを用いることで、C#やRuby、PHPなど、使い慣れたプログラミング言語を使用して、既存のアプリケーションに用意に実装することが可能だ。ビューアーの操作も、JavaScriptのイベントで簡単に制御することができる。

図面データなどを高精細なままブラウザで表示。コメントを付けることもできる。

アノテーションや墨消しツールなど豊富な機能でセキュアに画像を活用

 PrizmDocでは、Webブラウザに表示された画像は、「アノテーション機能」を利用することで注釈やコメント、マーカーを追加することが可能だ。注釈やコメントに対してほかの利用者が返信することもできる。また、機密情報や閲覧させたくない部分を黒塗りにする「墨消しツール」も役立つ機能だ。注釈、コメント付きのデータは、サーバーに保管して、ほかのチームや部門、利用者などで共有することができる。
 Webブラウザに表示された画像はもちろん、端末側にデータが残らないので、社外に持ち出したタブレット端末を紛失した場合でも、情報漏えいなどのセキュリティリスクを低減できる。また、デジタル著作権(DRM)機能として、「コピー」「保存(ダウンロード)」「印刷」の可否を設定することもできる。
 そのほか、新しいブックリーダービューアーは、モバイルデバイス用に最適化され、スマートフォンやタブレット端末からでもストレスなく直感的に操作が可能だ。PCで利用する場合には、「サムネイル表示機能」を利用することで、目的のページを迅速に表示することができる。ドキュメント内のテキストだけでなく、注釈やコメントも含め「検索機能」も備わっている。
 PrizmDoc の実際の導入事例としては、一般企業から製造業、医療機関などさまざまだ。遠隔地間の情報共有、コラボレーションを促進するとともに、これまでCADなどのデータを他の形式に変換することによるファイル作成の手間やファイルが増えることによる煩雑さを解消している。特に医療機関であれば、さまざまな医用画像をWebブラウザで容易に共有できることで遠隔医療にも貢献する。セキュリティとリモートワークの重要性が叫ばれる今日に相性の良いシステムだといえるだろう。

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